ヨーロッパ発祥の
『 旅 』のカタチ
グリーンツーリズムとは、簡単に言えば「農山村などにできるだけ長く滞在し、農業体験などを通じて地元の人々とふれあい、自然や暮らしに親しむ旅」といったところでしょうか。長期バカンスを楽しむことの多いヨーロッパ各国で普及した旅のスタイルで、日本でも少しずつ浸透しています。農山村の受け入れ体制が整ってきたことや、人々の旅行に対する意識が変わりつつあることなどが背景にあるようです。ひとつの場所に長く滞在し、さまざまな田舎暮らしを体験することで、単なる観光旅行とは異なる大きな感動が得られることでしょう。
九州内だけを見ても多くの自治体やグループが、グリーンツーリズムの考え方をもとに都市の人々との交流を積極的に推進しています。さまざまな講座や農業体験、交流プログラムが用意されており、グリーンツーリズムの第1歩は思ったより簡単に踏み出せそうです。ある自治体の秋のメニューをちょっとのぞいてみると、稲刈り体験と新米おにぎり試食会、スッポンの活け作り体験、全国藁こずみ大会、スローフード料理講座など、楽しそうなメニューが並んでいます。季節ごとに体験できるメニューが変わるので、出かける前にしっかり確認しましょう。
農家民宿を拠点に、
街では味わえない感動を
グリーンツーリズムでの滞在先は、農家民宿などが中心となります。ここに寝泊まりし、さまざまな農作業を通して、ものを作る大変さや収穫の歓びなどを実際に味わうことができます。この滞在先の人々との交流にこそ歓びや感動、発見があります。都会で暮らす人にとっては、農作業を体験するにも、地元の人の経験と知識に裏付けされた手助けなしにはうまくいかないことに気づかされることがきっと多いはず。また米や野菜を作る農業体験では、種まきから収穫まで、1年を通じて地元の農家の方々との交流が生まれ、知らず知らずのうちに『第二のふるさと』を見つけることにもなります。まずは1泊から2泊、やがて行きつけの農家ができれば、滞在も長く、より楽しいものになるでしょう。
農作業体験だけではありません。森の中で遊びながら森林保護や生態系について考えたり、伝統的な郷土芸能やその保存に頑張っている人たちのことを知るだけでも、視野を大きく広げることができます。もちろん、「何もせず、ただ田舎でのんびりしたい」という旅もまたグリーンツーリズムのあり方の1つです。仕事や街の喧噪を忘れ、ゆったりとした自然の中に身を置けば、新しい自分に出会えるかもしれません。このような体験が、自分だけのグリーンライフを築くきっかけともなれば素晴らしいことですね。
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自然とともに暮らす人々の中に身を置くことで、新たな自然の姿を感じることができるかも知れません。
やっぱり、穫れたてを味わえるのが最大の魅力でしょうか。
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