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芝生は、ガーデニングのベースとして欠かせないだけでなく、夏の照り返しを防ぎ、冬の寒さを和らげ、土ぼこりを抑えてくれます。初めての方でも、誰もがうらやむような美しい芝生を造っていただけるよう、芝生についての基礎講座を4回シリーズでお届けします。

Vol_1/芝生の種類

  Vol_2/芝生の張り方   Vol_3/芝生の管理   Vol_4/トラブル対策

 

芝生にはいろいろな種類がありますが、大きく寒地型と暖地型に分けられます。いずれも一般の植物と同じように、土壌・日照・水分が基本的な生育要素。手間さえ惜しまなければ、誰にでもきれいな芝生の庭を造ることができます。

一般的には「暖地型」がおすすめ。
中部山岳地帯や東北・北海道では「寒地型」を。

芝生は暖地型芝生と寒地型芝生の2つに大別されます。暖地型芝生には、日本芝(野芝、高麗芝、姫高麗芝)のほか西洋芝のバミューダグラス類(ティフトン系芝)などがあります。寒地型芝生には、ほとんどの西洋芝が含まれ、ベントグラス類、ブルーグラス類、フェスク類、ライグラス類と呼ばれる種類があります。お住まいの地域の気候や環境、使用目的に応じて、最も適した種類を選びましょう。

暖地型芝生(夏芝)

温暖地帯にあたる日本のほとんどの地域で使用される芝生です。
生育適温は20℃〜25℃以上で、10℃以下になると生育を停止して休眠状態になり、表面は茶色く枯れた状態になります。春になると再び新芽を出して生育を始めます。

野芝(日本芝)

北海道南部から沖縄まで広く自生する在来種の1つで、公園や大きな庭などによく利用される。高麗芝より葉幅が広く、芝質はやや粗い。丈夫で土壌をあまり選ばず、比較的管理が容易。最近はさまざまな改良種が開発されている。
高麗芝(日本芝)
家庭園芸用として最もポピュラーな品種。九州、沖縄に自生し、東北以南あたりまで栽培が可能。芝質はきめ細かく、美しい芝生を造る。細葉、中葉など芝葉の広さの異なる品種をはじめ、野芝同様さまざまな改良種が開発されている。
姫高麗芝(日本芝)
高麗芝よりさらにきめ細かく美しい芝生で、個人庭園やゴルフ場のグリーンにも利用される。きちんと管理すれば、個人でも簡易グリーンとしてパッティング練習もできる。ホームセンターなどでよく庭園用として販売されている。
バミューダグラス類ティフトン系芝(西洋芝)
アメリカ原産で、生育期には暖地型芝生の中で最も繁殖力が強いのが特徴。踏圧や擦り切れからの回復力が強い芝を造るので、サッカー場をはじめ各種競技場などでポピュラーに利用される。管理を容易にした個人庭園向きの品種もある。

寒地型芝生(冬芝)

北海道や東北地方、中部山岳地帯など夏涼しい地域でよく使われる西洋芝で、日本芝に比べ葉の緑が濃いのが特徴です。生育適温は15℃〜20℃で、5℃以下になると生育を停止します。管理に手がかかる反面、冬でも美しい緑を保ち、種子で簡単に増やすことができます。

ゴルフ場グリーン

ベントグラス類

ゴルフ場のグリーンで使用され、非常に繊細で美しい芝生を造る。寒さに強く、刈り高も低くできるが乾燥に弱く管理に手間がかかります。主な品種はクリーピングベントグラス。
ブルーグラス類
世界で広く栽培される最も一般的な西洋芝で、寒冷地などの公園、庭園などによく使用される。踏圧に強いものの葉幅が広めで粗く、刈り高はやや高めに刈る必要がある。主な品種はケンタッキーブルーグラス。
フェスク類
西洋芝の中では環境適応力が高く、乾燥や日陰にも耐えるため使用できる地域が広く、用途も多岐にわたる。葉はやや粗い感じ。主な品種にファインフェスク、トールフェスクがある。
ライグラス類
牧草として利用される品種で、発芽率が良く成長も早いが短命。毎年繰り返し種をまく必要がある。主な品種にイタリアンライグラス、ペレニアルライグラスがある。

 

 

芝生の管理ポイント〜すでに芝生のある方へ

初夏から夏に向かって

5月は新緑の季節。芝生がもっとも元気な時期です。潅漑対策を万全にして、根をしっかり伸ばしてあげることが大切です。散水のポイントは、軽い散水を毎日行うより、回数を減らして1度に十分な散水を行うこと。これにより根が深く伸びます。家庭用のスプリンクラーや、ホースの途中に穴がたくさん空いていて四方に散水できるソーカーホースを使うと便利です。
6月の梅雨時期には日照不足と降雨で土壌中の酸素濃度が低くなり、芝生も軟弱になりがちです。この時期から9月くらいまでは、窒素、リン酸、カリがほぼ同量に配合された肥料を月に1回、1m2 当たり2握りほど均等に施して、芝の活力回復を手助けします。ただし肥料分が多すぎると病虫害の発生につながり、雑草が伸びやすくなるので、適量を心がけましょう。

 
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