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元気な野菜を育てる基本は土づくり。
そこで初めて野菜づくりにチャレンジする方にもわかりやすく、
土づくりの基礎講座を6回シリーズでお届けします。

 
     
 

畑をつくる場所を選びましょう
ほとんどの野菜は、日当たりと風通しがよい場所を好みます。畑には一日に5〜6時間以上は日が当たる場所を選ぶと良いでしょう。ただしミョウガやキノコ類などは日陰を好みますので、作物の性質に合わせた場所選びが大切です。

土づくりは初めが肝心
野菜にとって土は大切な住まいです。伸び伸び育てるように居心地よい場所にしてあげましょう。そこで大切なのが最初の土づくり。初めにきちんと土づくりができていないと、固い土に植物は十分に根を張ることができず、水はけの悪い土にあとから熱心に水を与えても仕方ありません。しっかり土づくりされた土には水分や肥料を蓄える力があるので、もし水やりを忘れたり、肥料を与えすぎたりしても、過不足を土が補ってくれます。良い土は栽培に慣れない初心者の強い味方なのです。

   
   
野菜づくりに適した土とは

植物が住みやすい環境には、次のような条件が望まれます。
良い土を見分ける目安は、少し湿っている土を軽く握るとわかります。
良い土は指の痕がつき、手を広げるとポロポロとくずれます。
悪い土は完全に固まるか、逆にまったく固まりません。
良い土がやわらかく崩れやすいのは、団粒構造になっているからです。
 
団粒構造
団粒構造とは図のように、小さな固まりの集合で構成される土の状態です。単粒の土に対して、右記のような特性があります。

支持性
土に根を支えられるだけの適度な重さがあり、根が広く張れる深さが必要です。

清潔性
病原菌や害虫が少ない、腐ったような臭いがしない土を使いましょう。土に古い根が混じっているのも良くありません。

土壌酸度
日本の土は一般に酸性土です。植物にはそれぞれ好む土壌酸度があるので、生育する野菜に合わせた酸度に調整してあげましょう。


単粒構造(左)と団粒構造(右)の違い
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通気性
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排水性
根は土の間の酸素を吸って呼吸しています。だから土にも換気が必要。古い空気を押し出して、新鮮な空気を供給できる通気性が求められます。

  水はけの悪い土は根腐れの原因になります。適度な隙間がある土は、余分な水分を流し出してくれます。
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保水性
 
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保肥性
水分を蓄える力がある土は、植物を水枯れさせないだけでなく、環境が安定しているので、根にストレスを与えません。   団粒構造の土には、一粒一粒に肥料を蓄える力があります。堆肥などの有機物を含む土では、微生物が土の団粒化を手伝ってくれます。


畑の土を耕しましょう
畑を作る場所を良い土の条件に照らして、改善点を整理したらいよいよ土づくり。よく耕された土は水や養分をしっかり保ち、作物の根が成長するために優れた環境を用意してくれます。ここで土を耕すとどんなメリットがあるのか確認しておきましょう。

固い土が砕かれて空気にさらされ、
土中に酸素をとりこみます。
土壌改良材を加えることで、
土壌酸度を調整します。
作土層が深くなり、
根を張りやすくなります。
土壌微生物が活発に働き、
土の団粒化を促します。

・通気性、排水性、保水性、保肥性が高まります。
 
畑にする場所の土を深く耕しながら、必要に応じて土壌改良材や肥料を加え、畝をかたちづくります。耕し方は気候や作物によっても違いますから、次の基本的な耕し方を参考に応用してください。

準備
酸度 の調整
元肥

庭土のような酸性が強い土には、土壌酸度を調整するための苦土石灰や消石灰を表面に撒きます。
元肥を畑全体に施す場合は、表面に堆肥を撒きます。

耕す


クワを使う




機械で耕す

クワで土を耕します。深さは15〜20cmぐらいを目安にしてください。はずみをつけて地面にクワを打ち込んでは土をすくいあげ、空気を含ませて地面に戻します。この時に石灰や堆肥も土と混ぜていきます。
この工程で耕うん機を使って耕すと確実にしかも楽に作業することができます。

写真はPICO/SF40W
詳細ページへは写真をクリックして下さい。

畝つくり

野菜を植える幅に応じた畝をつくります。作物が育つ枝先の幅を畝幅の目安にします。

施肥

元肥を施します。作物によって肥料を直下や株間に入れたり、地表に撒いたりと効果的な施し方がありますので、野菜に合わせて適切な場所に肥料を施します。

 
第2回は「団粒構造」についてです。お楽しみに。
 
 
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