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元気な野菜を育てる基本は土づくり。
そこで初めて野菜づくりにチャレンジする方にもわかりやすく、
土づくりの基礎講座を6回シリーズでお届けします。

 
土壌改良
     
 
第5回:畝立て
    土を十分に耕したら、タネをまいたり苗を植えるための畝(うね)を作ります。土壌を盛り上げた畝を作ることで、日当たりと風通しがよくなり、土の水はけや通気性を高めます。畝には「普通畝」と「ベッド畝」があるので、作物によってどちらの畝にするのかを選びましょう。
畝の大きさを決める
1 まず畝の幅を決めましょう
畝づくりでは最初に畝幅の計画を立てることが必要です。作物に応じて、またタネを何列にまくのかによって畝幅が異なります。1列植えの場合、作物が生長して枝先が左右に広がる幅を目安にするとよいでしょう。
畝と畝との間は畑の手入れをする際の通路になります。人が歩けるように20〜30cmの間をあけておく必要があります。野菜を植える部分と、この通路部分を含めた幅を畝幅と言います。支柱を立てる場合などは、通路をさらに広くとることも考慮して畝幅を決めましょう。

2 畝の長さは畑や計画に応じて
畑の広さや作付け計画に応じて、適切な長さを決めます。

3 高さは作物に応じて
畝の高さ5cm〜10cmぐらいを平畝、20cm〜30cmぐらいを高畝と呼びます。畝高は栽培する作物によって調整します。一般に葉菜類は平畝、根菜類は高畝が適しています。畝が高く幅が狭いと乾燥しやすい傾向があるので、その点も配慮が必要です。

4 畝の向きも大事なポイント
畑の地形によって東西畝(東西に長く畝を通す)と、南北畝(南北に長く畝を通す)のどちらにしてもかまいません。冬越しをさせる野菜の場合は、北風や降霜の害が少ない東西畝が適しています。また同じ畑で畝の方向を急に変えると、部分的に連作障害 が生じるおそれがあるので、一度立てた畝の方向は変えない方が安全です。
 

 


  作付け計画
野菜には種類によって生育に適した時期があります。また種類によって必要となるスペースもさまざまです。作物それぞれの植えつけから収穫までの時期を把握し、いつどんな作物を育てるのか、畑をどのように割りあてるのかといった栽培計画をたてます。狭い畑でも計画的に作付けすれば、数種類の野菜を年間2〜3回のローテーションを組んで育てることができます。同じ種類の野菜を続けて作ると連作障害が起きるおそれがあるので、異なる野菜を組み合わせて育てる「輪作」の計画をたてましょう。
 
 


  連作障害
同じ土地で続けて同じ野菜を育てることを「連作」と言います。ひとつの野菜を作り続けると、特定の養分が吸収されすぎたり、土中微生物のバランスがくずれて病害虫が発生しやすくなったりします。このような問題が起こることを連作障害と呼んでいます。とくに次の作物は連作障害が出やすいので注意しましょう。
ナス・ピーマン・トマト・キュウリ・ソラマメ・エンドウ・サトイモ・ゴボウ・ホウレンソウ・レタス・セロリ・スイカなど
 
 
 

普通畝

一列植えのキャベツ、ブロッコリーや、大根などの株張りが大きい野菜は普通畝が適しています。畝幅は60〜70cmを標準に、作物に応じて広さを加減します。一般に、葉もの野菜は狭く、実もの野菜や根もの野菜ではやや広い畝を作ります。

■普通畝の作り方

1 畝の幅や長さ、方向を決めます。
2 畝の両端となる位置に棒を立て、ひもを張ります。
3 ひもに沿って土にクワを入れ、土を掘り起こしていきます。
4 掘った土をひもの内側に掘り上げ、後ろに下がりながら溝を切っていきます。
5 溝の底に元肥を施し、掘り上げた土の半量ぐらいをかけて埋め戻します。
溝に肥料を施すと、畝の野菜が肥料を求めて根を伸ばすため、強い作物が育ちます。

 

ベッド畝

小松菜、ホウレンソウなど、株張りの小さい野菜類に適しています。畝の両側から手が届く90cmぐらいの範囲をベッド畝として、通路幅を含めた120cmぐらいの畝幅が一般的です。ベッド畝にはタネをたくさんまくことができますが、密植えにならないように注意が必要です。日当たりや風通しがよい状態を保つために、ベッド畝では間引きなどの手入れをこまめに行うようにしましょう。

■ベッド畝の作り方

1 畝の幅や長さ、方向を決めます。
2 土全体に元肥を混ぜます。
3 ベッドの四隅となる位置に棒を立て、ひもを張ります。
4 通路の土をすくい上げて、ひもの内側に盛ってならします。
5 高さ5cm〜6cmのベッドに仕上げます。
畝には2種類あり、高畝と平畝があります。
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次回は「除草・中耕」についてです。

 

 
 
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