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花粉保管に関する注意事項
- 要冷凍
- 花粉は要冷凍です。使用直前まで冷凍庫にて保管してください。圃場へ持って行かれる際は、なるべくその日に使う数量だけを冷凍庫から取り出し、保冷剤を入れた保冷BOXなどに入れ冷凍状態を保ったまま持ち運んで下さい。
使用に関する注意事項
- 解凍不要
- 「種なし花粉」は解凍不要です。袋から取り出したら、直ぐに授粉できます。開封してからは1時間以内で使い切るように授粉をして下さい。
- 再冷凍禁止
- 「種なし花粉」は一度開封したら劣化します。残ったら、授粉量の少ない雌花に再授粉するなどして使い切ってください。残った花粉を翌日の授粉に使うと、着果不良の原因となります。
- 水濡れ注意
- 花粉は水に濡れると細胞が破裂します。汗、露、湿気、濡れた筆での授粉は着果不良の原因となりますので水濡れには注意してください。
栽培に関する注意事項
- 虫媒の禁止
- 「種なし花粉」を授粉しても、通常の花粉が後から受粉されると種(稔実種子)が形成されます。ミツバチなどの花粉の虫媒には特に注意してください。
- 通常花粉との混同禁止
- 「種なし花粉」を授粉した雌花のある株には、他の雌花にも通常の花粉を授粉しないようにしてください。「種なし花粉」を授粉した雌花が負けて、肥大が止まります。
- 両性花への授粉禁止
- 葯が雌花に付いている両性花には、授粉しないでください。両性花の葯には通常花粉が付いている可能性が有りますので、両性花に授粉しても種なしスイカになりません。
- 授粉の時間帯
- 雌花が開花したらできるだけ早く授粉して下さい。
- 着果不良の原因
- 曇天が続いたり、低温、肥料過多により樹勢が強くなると、通常の花粉に比べ着果率が低下する場合があります。授粉後は、最低気温が15℃を下回らないように注意して下さい。低温下では果形変化も大きくなります。
- 初期肥大の遅延
- 「種なし花粉」は通常の花粉に比べて、花粉管の伸長が遅いため初期肥大が遅くなります。特に気温が低い時期の栽培においては初期肥大が遅くなりやすいので、特に低温には注意して下さい。
- 早めの査定
- 「種なし花粉」を授粉した果実は、通常のものより早熟傾向にあります。収穫前の査定は、通常よりも3日程度早めにして下さい。