ORECりんご農家 長野
原俊朗さん

りんご農家 原俊朗さん
りんご農家 原俊朗さん

わい化栽培で日光の栄養を

ふじ、シナノゴールド、こうたろう、グラニースミスなどの品種をわい化栽培しています。「わい化」というのは小さくするという意味で、わざと根っこを小さくするのがわい化栽培です。
大きい樹だと、ずっとハシゴの上で作業しなきゃいけないですよね?りんごは樹が大きくなってしまうのですが、そのように小さくすることで、手の届く範囲が多くなり作業性が上がるんです。
あと栄養っていうのは絶対的に日当たりが大切です。大きい樹より、わい化した小さい樹の方が日当たりがよく、どの枝にも日光が行き届きます。

りんごは根っこに違う品種をして作っていきます。根っこで樹の大きさや性質がぜんぜん変わるので、植えるときに、どういう樹にするか考えますね。

りんご農家 原俊朗さん

親父の代から受け継ぐ、土へのこだわり

こだわりは土にあります。うちは販売しているところが全部自然食品関係なので、化学肥料も使っていませんし、除草剤も撒かないようにしています。土はうちの親父の代からで、昭和30年頃から科学肥料も入っていません。
前に有機とか色々流行りましたよね。うちのところはその前からやっていたので、関東の大地を守る会とかそういう関係に出荷が多いです。今はとても過剰に気にするんですよね。1つの虫も、1つの病気も許さないっていう感覚でみんな消毒をするんです。
日本だけですよ。あんなに葉っぱ取ってしまうなんて。みんな葉っぱを取って、みんな実を回して、真っ赤にするんです。だけど、そこで光合成がなくなってしまうから葉っぱを取ると糖度も酸度もがくんと落ちしていまいます。本当は葉っぱつけとけばいいのにって思うんですけどね。(笑)

実の透明度を見極めて

うちの畑の面積は全部で3町(※)で、そのすべての防除を普通の半分しか行っていません。防除が半分だと、常に管理も気をつけないといけないです。
りんご作りは、1年中休みがありません。ですが、基本的な管理は1人でやっています。草を刈ったりとかが主ですね。草刈りはオーレックのRMK1600を使って行っています。

収穫や剪定せんていをする時期には人をけっこういれます。剪定が遅くなっちゃうと、春に間に合わないので、冬は嫌でも一生懸命やらないといけないです。収穫も実をみんな裏返したり、微妙なところを見極めてより美味しいりんごを獲っています。下のところが青くなくなって、飴色に黄色く透明感が出てるものが、すごく美味しいりんごなんですよ。

「赤い=美味しい」じゃない。

一般的なリンゴは、日当たりをよくして実を赤くするために葉っぱを早くにとってしまう。だけど葉をとると、糖度は逆に下がってしまう。その考えから、うちは葉をとらないリンゴを特殊なところに売っています。でも、ちゃんとそういう説明をすれば、みんな分かってくれます。リンゴは赤いものだけが美味しいって思われているけど、そんなことないんですよ。

※町・・・畑や水田の面積で使われる単位
1町=10反=3000坪=約1ha(ヘクタール)となります。

りんご農家 原俊朗さん
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